高千・外海府地区とは?

   
高千・外海府地区は、佐渡島の北部、外海府海岸にあり、1956(昭和31)年9月30日に佐渡郡相川町に合併するまであった高千村、外海府村のことを言います。
高千地区は、南から「南片辺(みなみかたべ)」「北片辺(きたかたべ)」「石花(いしげ)」「後尾(うしろお)」「北川内(きたかわち)」「北立島(きたたつしま)」「入川(にゅうがわ)」「千本(せんぼん)」「高下(こうげ)」「北田野浦(きたたのうら)」「小野見(おのみ)」「石名(いしな)」の12集落から成り立っています。
外海府地区は、高千地区の北側に位置し、南から「小田(こだ)」「大倉(おおくら)」「矢柄(やがら)」「関(せき)」「五十浦(いかうら)」「岩谷口(いわやぐち)」の6集落から成り立っています。

映画「飛べ!ダコタ」の舞台、高千

2013(平成21)年に、映画「飛べ!ダコタ」が公開されました。この映画は、終戦から5ヶ月後の1946(昭和20)年1月14日に、高千地区の北立島の海岸にイギリス軍輸送機DC-3(通称:ダコタ)が不時着し、約40日後に村人がつくった滑走路から離陸したという実話をもとに制作されたものです。
高千小学校前には、この実話を記念する不時着記念塔が有志によって建てられました。

天然杉原生林の広がる大佐渡山脈

高千・外海府地区は、海からの湿った空気が大佐渡山脈にぶつかり、霧が発生しやすい気候になっています。
そのため、天然の杉やヒバ(アテビ)がよく育ち、貴重な山野草も多く見ることができます。
その中でもコースが整備されているのが、石名集落奥にある「石名天然杉遊歩道」と、関集落奥にある「新潟大学演習林」です。「石名天然杉遊歩道」は、どなたでも入ることができ、大人であれば一周約1時間で回ることができます。「新潟大学演習林」は、貴重な植物を保全するために、エコツアーガイド同行で入山することができます。

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